会派行政視察
私たちの会派「市政会」では、7月10日(月)から12日(水)にかけて、北海道3市に行政視察に行って
まいりましたので、調査事項とその概要についてご報告したいと思います。
<視察地および内容>
10日(月) 北海道恵庭市 人口69,197人 面積294.65k㎡ 議員定数21人
視察内容 「第4期恵庭市生涯学習基本計画」

○事業の概要
恵庭市では、平成27年度をもって「第3期生涯学習基本計画」の計画期間が終了したことに伴い、引き
続き計画的に生涯学習施策を推進していくため、現状を把握し、時代の変化に対応した生涯学習推進
の指針となる「第 4 期恵庭市生涯学習基本計画」を新たに策定した。
特徴 ・計画推進の体制として、市民による「生涯学習推進協議会」と行政による「生涯学習推進会議」
の双方が手を取り合って推進を図る。
・計画推進のフローとして、推進会議から各課の事業計画を提出し、それを推進協議会で事業評
価をする。その後、評価を生かし次年度への改善につなげるため、市民委員と行政担当者が直
接対話し、意見交流できる場として、推進会議と推進協議会の合同会議を実施する。
○感想
恵庭市では、予算をかけて計画の推進を図ることよりも、地域住民が主体となる住民レベルの活動をサ
ポートし、行政は人的サポートをすることに重点を置いているとのことであった。市民と行政による「学び
合い」から理念の実現に向けての取り組みは大変参考になりました。
11日(火) 北海道千歳市 人口95,761人 面積594.50k㎡ 議員定数23人
視察内容 「千歳市防災学習支援交流センター そなえ~る 視察」
○施設の概要・目的
・事業期間 平成18年度~22年度(平成22年度完成)
・整備総面積 約8.4ha
・総事業費 約21億円(防衛の民生安定事業:補助率7.5/10)
・管理、運営 市直轄運営(勤務員8~9 名)
※自主防衛組織や防災関係団体などと連携し、各種防災事業に取り組むとともに、防災面以外でもより多
くの方々に様々な分野で活用していただけるよう施設運営を工夫していく。
施設はA.B.Cの3つのゾーンからなっている。
・Aゾーン 「そなえーる」
災害を「学ぶ」・「体験する」、「備える」をテーマに災害の疑似体験や防災学習ができる施設である。
(1階)防災学習センターや屋内訓練室など
(2階)過去に起きた地震のゆれなどを体験できる「地震体験コーナー」など
・Bゾーン 「学びの広場」
※雨水調整池と消火体験や救出体験のできる広場
・Cゾーン 「防災の森」
※キャンプのできる野営生活訓練広場など共同作業が体験できる広場
Aゾーンの2階には「段ボールベッドコーナー」や、救助袋や避難はしごなどの取り扱いを経験できる「避難
器具体験コーナー」などもあります。
○感想
千歳市では、石狩低地東縁断層帯が存在することから、噴火や断層帯による直下型地震を想定した防災
訓練を行うなど、自主防災組織の拡大を図り、地域防災体制の整備に努めながら、災害に強いまちづくり
に取り組んでいる姿勢が印象に残りました。本市においても、災害時での現場対応として、市民のみなさま
にどのような手段が必要であるか再確認させていただきました。
12日(水) 北海道石狩市 人口59,015人 面積722.42k㎡ 議員定数22人
視察内容 「こども未来館(あいぽーと)について」

○施設の概要
「こども未来館あいぽーと」は、市役所と市民図書館の隣に位置しており、鉄骨造、平屋建ての建築面積約
1,025 ㎡の施設で、全体事業費は、用地取得費も含め、約6億3,000 万円とのことです。
事業運営体制は、子どもの遊び場等を提供していたNPO法人が指定管理者として指定され、年間約4千300
万円で管理運営を行なっているとのことです。
利用状況は、昨年度は年間約4万5千人の利用者があり、「こども未来館」という名称ではあるが、中高生の
居場所作りとして館内に文化教養室を設け、ここに音響設備などを配備し、バンドの練習などを行うことがで
きるようにしており、中高生の利用実績もあるとのことです。
○感想
「あいぽーと」は、小学校内で開設していた放課後児童クラブの代替施設、中高生の居場所づくりの施設とし
て対応できる機能を持った大型児童センターとして整備されたものであります。
本市でも、こうした小中高の異年齢児の居場所や活動を提供する施設を、推進していく必要があると感じます。
今後、公共施設等総合管理計画の進捗に伴い、統廃合による学校施設や公民館等を利用して、管理者を置
き運営する方法も、検討する価値があるのではないかと感じました。
今回の視察では、視察先の担当職員の方々の親切丁寧な説明と対応のお陰もあり、内容的には非常に盛り
だくさんでたいへん勉強になりました。今後、小山市政においても、議会サイドからの具体的な施策の提案に
つなげていきたいと思います。
まいりましたので、調査事項とその概要についてご報告したいと思います。
<視察地および内容>
10日(月) 北海道恵庭市 人口69,197人 面積294.65k㎡ 議員定数21人
視察内容 「第4期恵庭市生涯学習基本計画」


○事業の概要
恵庭市では、平成27年度をもって「第3期生涯学習基本計画」の計画期間が終了したことに伴い、引き
続き計画的に生涯学習施策を推進していくため、現状を把握し、時代の変化に対応した生涯学習推進
の指針となる「第 4 期恵庭市生涯学習基本計画」を新たに策定した。
特徴 ・計画推進の体制として、市民による「生涯学習推進協議会」と行政による「生涯学習推進会議」
の双方が手を取り合って推進を図る。
・計画推進のフローとして、推進会議から各課の事業計画を提出し、それを推進協議会で事業評
価をする。その後、評価を生かし次年度への改善につなげるため、市民委員と行政担当者が直
接対話し、意見交流できる場として、推進会議と推進協議会の合同会議を実施する。
○感想
恵庭市では、予算をかけて計画の推進を図ることよりも、地域住民が主体となる住民レベルの活動をサ
ポートし、行政は人的サポートをすることに重点を置いているとのことであった。市民と行政による「学び
合い」から理念の実現に向けての取り組みは大変参考になりました。
11日(火) 北海道千歳市 人口95,761人 面積594.50k㎡ 議員定数23人
視察内容 「千歳市防災学習支援交流センター そなえ~る 視察」


○施設の概要・目的
・事業期間 平成18年度~22年度(平成22年度完成)
・整備総面積 約8.4ha
・総事業費 約21億円(防衛の民生安定事業:補助率7.5/10)
・管理、運営 市直轄運営(勤務員8~9 名)
※自主防衛組織や防災関係団体などと連携し、各種防災事業に取り組むとともに、防災面以外でもより多
くの方々に様々な分野で活用していただけるよう施設運営を工夫していく。
施設はA.B.Cの3つのゾーンからなっている。
・Aゾーン 「そなえーる」
災害を「学ぶ」・「体験する」、「備える」をテーマに災害の疑似体験や防災学習ができる施設である。
(1階)防災学習センターや屋内訓練室など
(2階)過去に起きた地震のゆれなどを体験できる「地震体験コーナー」など
・Bゾーン 「学びの広場」
※雨水調整池と消火体験や救出体験のできる広場
・Cゾーン 「防災の森」
※キャンプのできる野営生活訓練広場など共同作業が体験できる広場


Aゾーンの2階には「段ボールベッドコーナー」や、救助袋や避難はしごなどの取り扱いを経験できる「避難
器具体験コーナー」などもあります。
○感想
千歳市では、石狩低地東縁断層帯が存在することから、噴火や断層帯による直下型地震を想定した防災
訓練を行うなど、自主防災組織の拡大を図り、地域防災体制の整備に努めながら、災害に強いまちづくり
に取り組んでいる姿勢が印象に残りました。本市においても、災害時での現場対応として、市民のみなさま
にどのような手段が必要であるか再確認させていただきました。
12日(水) 北海道石狩市 人口59,015人 面積722.42k㎡ 議員定数22人
視察内容 「こども未来館(あいぽーと)について」


○施設の概要
「こども未来館あいぽーと」は、市役所と市民図書館の隣に位置しており、鉄骨造、平屋建ての建築面積約
1,025 ㎡の施設で、全体事業費は、用地取得費も含め、約6億3,000 万円とのことです。
事業運営体制は、子どもの遊び場等を提供していたNPO法人が指定管理者として指定され、年間約4千300
万円で管理運営を行なっているとのことです。
利用状況は、昨年度は年間約4万5千人の利用者があり、「こども未来館」という名称ではあるが、中高生の
居場所作りとして館内に文化教養室を設け、ここに音響設備などを配備し、バンドの練習などを行うことがで
きるようにしており、中高生の利用実績もあるとのことです。
○感想
「あいぽーと」は、小学校内で開設していた放課後児童クラブの代替施設、中高生の居場所づくりの施設とし
て対応できる機能を持った大型児童センターとして整備されたものであります。
本市でも、こうした小中高の異年齢児の居場所や活動を提供する施設を、推進していく必要があると感じます。
今後、公共施設等総合管理計画の進捗に伴い、統廃合による学校施設や公民館等を利用して、管理者を置
き運営する方法も、検討する価値があるのではないかと感じました。
今回の視察では、視察先の担当職員の方々の親切丁寧な説明と対応のお陰もあり、内容的には非常に盛り
だくさんでたいへん勉強になりました。今後、小山市政においても、議会サイドからの具体的な施策の提案に
つなげていきたいと思います。