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会派行政視察 新潟方面

4月26日(水)から28日(金)にかけて、
市政会6名での会派行政視察に行ってまいりましたので、ご報告したいと思います。
今回は、新潟県への視察で、初日はあいにく雨模様でしたが、3日間予定通りに視察する事ができました。

<視察地および内容>
26日(水) 新潟県長岡市 人口275,569人 面積891.06k㎡
       視察内容 「アオーレ長岡について」       
○施設概要
「アオーレ長岡」(2012年築)は、市役所、議場、「アリーナ」、「ナカドマ」(中土間: 屋根付き広場)、コンビニ等が
一体となった複合施設である。JR長岡駅から屋根付き渡り廊下で繋がっており、雨や雪の日も駅から濡れるこ
となく訪れることができます。
IMG_20170426_104947_convert_20170429145032.jpg  IMG_20170426_111832_convert_20170429145134.jpg 
敷地面積14,938.81㎡、延床面積 35,485.08㎡、地上4階・地下1階、鉄筋コンクリート造・一部鉄筋造。
設計は新国立競技場の設計で知られている隅研吾建築都市設計事務所だそうです。
総事業費は131億円(土地は厚生会館跡地で市有地)。 財源内訳は、まちづくり交付金29億円、合併特例債
54億円、基金45億円、 一般財源3億円です。
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議場はナカドマに面した一階にあり、親子傍聴席を設けるなど市民から見える議場として傍聴環境の充実が図ら
れている。
アリーナは大開口部を開けばナカドマとの一体的利用が可能。各種スポーツ、コンベンション、イベント等、市民交
流の場として利用されている。
運営は、「NPO法人ながおか未来創造ネットワーク」(指定管理者ではない)に委託している。
○感想
長岡市は市役所機能を「アオーレ長岡」ばかりでなく、まちなかの数か所に集約配置し、職員が回遊することによ
って中心市街地の活性化への取り組みに重点的を置いたのが特徴である。中心市街地の店舗数や歩行者数が
年々増加傾向にあり、新しい形の市民協働・交流のまちづくり拠点として成果をあげている、素晴らしい事例であ
ると感じました。
       

27日(木) 新潟県新発田市 人口99,858人 面積533.10k㎡
       視察内容 「新庁舎建設事業について」
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○経緯
昭和44年に建築された旧庁舎での、耐震性・老朽化・狭隘化・情報化対応等の課題に対処するため、平成22年
に新庁舎建設室を設置し、様々な検討会、議会特別委員会等での協議や市民アンケートの実施などを重ねた結
果、さらに中心市街地となる場所に新築移転することとなり、今年1月4日に開庁式が行われた。
○庁舎概要
敷地面積5,739.73㎡、建築面積2,841.31㎡、延床面積12,995.69㎡、地上7階・地下1階、鉄筋コンクリート
造・一部鉄骨造、免震(3階上部に設置)。駐車台数:第一駐車場71台(第二27台、第三137台)。
総事業費は78.1億円。内訳:用地買収・解体等16.6億円、本体工事費61.5億円。
財源内訳は、合併特例債66.4億円、基金8.8億円、補助金2.5億円、一般財源0.4億円です。 
4階の議場は、議会閉会時には可動壁や議場家具収納により、多目的ホールとして利用可能であり、市長室のあ
る5階は、非常時には4つの会議室を1つにして災害対策本部として設置できる機能となっていました。    
○感想
新発田市役所新庁舎建設事業は、旧庁舎における様々な課題や中心市街地に位置する庁舎であることなど、建替
えが決定した本市のケースと共通する点が多く、本市においても今後の新庁舎整備計画を検討していく際には、考
え方を見習い、特に機能の融合性など視野に入れておく必要があると思われます。


28日(金) 新潟県新潟市 人口800,986人 面積726.45k㎡
       視察内容 「新潟発わくわく教育ファーム」
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「新潟市アグリパーク」において視察内容の説明を受け、現地視察を行なった。
○概要
平成26年にオープンし、敷地面積4ha、建設費約19億円(土地取得・造成費除く)、設置者:新潟市、運営者:にいが
た未来共同事業体(指定管理者)となっている。
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体験ハウス、体験圃場、体験畜舎、そして宿泊もできる農業体験学習施設です!
アグリパークを利用して、新潟市では、教育委員会と農林水産部が連携体制をとり、農業を身近に感じることのできる
新潟市の特性を生かした教育を進める農業体験学習プログラム「アグリ・スタディ・プログラム」を推進しています。   

 今回の視察では、視察先の担当職員の方々の親切丁寧な説明と対応のお陰もあり、大変有意義な研修をさせてい
ただきました。今後、小山市政においても、議会サイドからの具体的な施策の提案につなげていきたいと思います。

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植村 一

Author:植村 一
小山市議会議員 
うえむら はじめ
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